●●●メソ・セラピーで、シミが改善されるメカニズムを実験しました！●●●

ヨウ素の色素と、シミのメラニン色素は異なる成分ですが、高濃度ビタミンＣでシミが薄くなる、というのはこれと同じメカニズムです。

このように市販のビタミンＣ誘導体の場合、シミを少し薄くしたり、また紫外線で濃くなったりを繰り返しながら、長期戦で美白へと進みます。

2つのビーカーに水を入れました。（約20ml）

両方に同量のヨウ素（イソジン）を入れます。

このヨウ素の色をシミの色素と仮定します。

左のビーカーだけに市販のビタミンＣ誘導体(7%水溶性)をスポイトで2滴投入。

よーくかき混ぜます。

30回程混ぜていくと…

左のビーカーだけ、若干色が薄くなったのがお分かりいただけますか？

ビタミンＣ誘導体は水溶性のものも脂溶性のものも、肌に入ってからビタミンＣと誘導体に分離します。分離してからビタミンＣとして作用しますが、そのビタミンＣの量は全体の約30％です。

翻ってインジェクションのビタミンＣは、両親媒性（水にも脂にも溶ける）で誘導体を必要としないピュアビタミンＣ。水ですら1滴も入っていません。（脱線しますが、そのためほとんど酸化しません）肌に入った分のすべてがビタミンＣとして作用します。

仮に市販にインジェクションと同じ22％濃度のビタミンＣ誘導体があったとして、その実際の作用するビタミンＣ濃度は6.6％になります。インジェクションは丸ごと22％のビタミンＣです。

これがこの実験結果の違いを生み出すのです!!

次に右のビーカーには、

インジェクションで使用するピュアビタミンＣ（22％両親媒性）をスポイトで

2滴投入。

ガラス棒を入れる前からドンドン色素の分解が進み…

あっという間に…

透明になりました。

3回混ぜた程度です。

「施術後にサロンから帰る瞬間から、また紫外線を浴びる」というジレンマ(笑)の実験です。

インジェクションの施術後は、新たに発生するメラニン色素にもビタミンＣが作用するので、シミへの予防的役割も果たします。

もちろん代謝によってビタミンＣが減少すればこの作用も低下しますから、定期的に続けることも大切ですね♪

透明になったビーカーに

ヨウ素をさらに追加。

ちょっと混ぜると…

またあっという間に…

ここまでガラス棒で1回転の攪拌。

２〜３回混ぜたらすっかり透明になりました！